2012年5月23日水曜日

Facebook と 東京スカイツリー


ニュースで何度も取り上げられた両者、前者は史上最大規模の株式公開を果たし、後者は世界一高いタワー。

アメリカは外国にものを売るのではなくて知的財産(権利や情報)を売るという方向転換をして20年ぐらい経っているが、Facebookは、必ずしも外国にではないが、情報を売るという点でその一翼にいる。

東京スカイツリーは電波タワーとして作られたが、それだけではなく近隣に商業施設ができ、自らも観光施設として機能する。

両者の違いは、Facebookが集めたお金はせいぜいコンピュータやそれらを収めるデータセンターに使われるぐらいであるが、東京スカイツリーでは、自らは本来の目的である電波塔としての売り上げで業務を回し、観光施設の機能で付加収入をあげ、近隣商業施設は東京スカイツリーによって集客された人の財布から収益を上げ、そこへ行き来する交通機関、ひいては宿泊施設も収益をあげる、という裾野の違いだと思う。(余談だが、地元のタワー丼は「スカイツリー丼」と名を付けられなかったのは知的財産権のせいだろうか。)

また、Facebookは無料で情報(ユーザの個人情報)を得て、それを有料で広告主に転売しているといっていいだろう。東京スカイツリーは機能を提供してその使用料を得るし、その他施設はクッキーや丼物や眺望を提供してその対価を得る。

Facebookは個人情報の扱いについて今後困難に立ち向かうだろうと思う。東京スカイツリーは地震には大丈夫そうだが、初日の様子では強風には弱そうだ。

わたしはFacebookのアカウントを今年二月に完全削除した。

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