2012年7月2日月曜日

傷の湿潤治療


湿潤治療ということばにはなじみがないかもしれないが、キズパワーパッドと
いう名前なら知っている人も多いと思う。
傷を治療するとき、消毒と乾燥で直すのではなく、傷面からにじみ出てくる滲
出液を利用して、傷面を潤した状態で直すというもの。

湿潤治療は前から知っていて、なんどもキズパワーパッドなどの治療用パッド
のお世話になって自分で治療してきましたが、先日、指先を包丁でえぐってし
まい、自分で治療するにはちょっと自身がないなと思って、近くの湿潤治療をしてい
る医院を探して、そこに行くことにしました。

けがをしたのは夜で、歩いていけるところにあるその医院は翌日は休業日。少
し離れたところにある医院は営業日となっているけど、何度か通院することを
考えると近くのほうに行くことにして、とりあえず自分で止血とパッドで一日
過ごすことにしました。

一日空いたところで近くの医院に行って湿潤治療が可能かと尋ねると「傷の部
分を濡らさないなら可能です」とのこと。水も使うけど、そのときは指サック
を使えばいいと思って「濡らさないようにします」と、湿潤治療をしてもらう。

以来二週間ちょっとで傷は順調に回復した。

自分でする湿潤治療と違ったのは、治療剤(湿潤治療では「被覆材」と呼んで
いる)を使う量の違いである。

自分でするときは、パッドをとりだしてそのまま使っていたが、医師は傷の大
きさに合わせてパッドを切り取って使っている。なるほど!

キズパワーパッドなどのパッド類は値段が高くて、そのうえ一箱に入っている
数が少ないのでより割高に感じるが、傷を覆うのに必要十分な面積に切り取っ
て使えば割高よりも割安になる。