フォーカススタックという技術を使う。
素材として、遠景にピントの合った写真と近景にピントの合った写真を用意する。あまりいい素材ではないけど、昨年春に花桃を撮った写真を使う。
二枚はカメラの位置もちがうのでけっこうずれている。
二枚のずれたようすがわかります。
これを、ずれを吸収するために Hugin という写真ツールに含まれている align_image_stack というプログラムで処理する。画を整列させる。整列させた結果がこちら。
整列したとはいえ、もともとカメラの位置がかなり違うのでずれは目立ちます。
こうしてできた二枚の整列画像を合成して一枚の、白い花にも赤い花にもピントの合った画を作り出します。そのためのツールは、やはり Hugin に含まれる enfuse というプログラム。
これを使ってできたのがこちら。
白い花の蘂のあたりにちゃんとピントが合っているし、むこうの赤い花にもピントが合っている。ただし、白い花の花弁のあたりにはゴーストっぽいものが見える。これはカメラ位置の違いによるものだ。カメラ位置がずれなければこれは出てこないはず。
なお写真は iPhone 4S で撮ったものです。サイズ25%に縮小して載せてます。