自転車の防犯登録を東京都がナンバープレート化すると検討しているらしい。
おおむかし、自転車には鑑札という番号札がついていた。ハンドルのところからぶら下げられていた。鑑札には番号が書いてあって、ちょうどナンバープレートのようなもの。この鑑札の中央部はスライド式になっていて、取り外すことができた。
この鑑札の目的は盗難防止で、自転車を留めておくときに、このスライド部分がない鑑札のついた自転車に乗っていると、それは所有者以外の人が乗っているということを意味していた。
いつの間にか鑑札をつけることはなくなった。自転車が普及したということなのだろうか。あるいは低価格化したからだろうか。そのころ電車の駅の近くには自転車預かり所があって、一日いくら、一ヶ月いくら、で自転車を預かっていた。もちろん日々の通勤通学で家から駅に乗っていく自転車を預かってもらうのだ。もちろん、逆の、駅から学校・会社へ往き来のものもあっただろうけど、それはそれほど多くはなかったと思う。
鑑札はアルミ素材でできていて、さびにくくなっていた。しかし経年の雨風でアルミ特有の腐食ができていたりしていた。
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