2012年6月14日木曜日

白熱電球、製造販売自粛要請のおばかさん


政府が白熱電球の製造と販売の自粛を業界に要請したという。節電対策として。

なんという馬鹿さ加減だろう。すでにメーカーは電球型蛍光灯で代替可能な電球は三年ほど前に2012年までに生産中止を決めていて、すでに絶滅予定なのだ。

照明が占める電力消費量は2005年調査のもので13.7%。照明のうち白熱電球が占める消費量は34.8%(蛍光灯は64.0%)。つまり白熱電球は全電力の4.8%(蛍光灯は8.8%)を占めている。現在では昨年の節電騒ぎでLED電球がかなり使われるようになったので白熱電球で占める割合はもうすこし低くなっていると思われる。

全体に占める割合が一番高いのはモータで57%。

白熱電球すべてがLED電球に置き換わったとしても1%。減る量は4%(LED電球の消費量は白熱電球の2割程度として)。蛍光灯に対してLED電球は4割程度と見られるので、すべてがLED管球に置き換わると3.5%になる。減る量は5.3%である。

「節電」というけど、計画停電などが実施されることのないように、ピークアワーに使用量が供給可能量を上回らなければいいのだから、電球が存在価値を発揮する夜間に節電してもピークアワー対策にはならないと思う。

全体節電をすると、電力会社の収入低下、利益減少、利益確保のため電気料の値上げと回って、われわれにとって暑くて寒くて暗くて出費で何のいいこともない。

出典


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