2014年9月9日火曜日

USのアマチュア無線の日本でのVEテストセッションで関数電卓を使用できた。


日本でアメリカのアマチュア無線の資格取得のための試験(VEテストセッション。以下、たんに試験と書く)が行われている。VEの方たちのご好意に感謝します。

試験では電卓の使用は認められているが、どういった電卓が許されているかということが気になった。というのも受験勉強のときには関数電卓を使って共振周波数やリアクタンス、位相角などを求めていたからである。それと対数。

平方根、逆数、逆タンジェント、log。これらがないと手計算では非常に手間取る。

心配になって日本の試験での電卓の許可禁止を調べてみると、かなり厳しいことが見受けられる。日本で試験を提供している各地のVECを調べてみると、統一されていなくて、

  • 四則演算のみというところ

  • 関数電卓はだめというところ

  • % はオーケーというところなどばらばら。どうも関数電卓は使えないという印象。




実際の試験に際しては監督VEに提示して使用許可を受ける必要がある。

わたしの電卓は関数電卓。こりゃダメだなぁと、ほかの電卓を家捜ししてようやく見つけたのが消費税計算(と%計算)のついた電卓。これじゃ平方根もないので共振周波数計算もできないな。

いまどきの電卓事情はどんなだろうかとダイソーに行って電卓を購入。形は違えど、どれも % と √(平方根) が付いている。デュアルパワー電卓をひとつ購入。

試験には(A)普段使用している関数電卓、(B)ダイソー電卓、(C)家捜し電卓、の三つを持って行って、Aから順にVEに提示して使用許可(AがダメならB、BもだめならC)を受けることにした。幸いにしてAの使用が許可された。(実際に電卓を使用したのは T/G/AE 合計で4問ほどでした。XL+jXC が微妙な Point 8 になるインピーダンス位置問題 E5C23 は出なかった)

VEの元締めVECの一つのARRLのサイトではどう書いてあるかと確認してみた。http://www.arrl.org/what-to-bring-to-an-exam-session には

  1. A calculator with the memory erased and formulas cleared is allowed.




と書いてある。「メモリを消去し公式を消去した電卓はよい」。上記引用に続いて「計算尺や対数表はよい」と書いてある。

「関数電卓はだめ」とは書いてない。

メモリに「E1A07 60 meter band」みたいなものを全て記憶させておけば鬼に金棒である。同様に公式、たとえば f = 1/{2π(LC)(1/2)} とか half-wave-len = 492/f feet とかを登録しておけば便利である。

"formulas" とは関数のことではない。

わたしが受験した試験のVEはARRL/VEC傘下の方たちで、ちゃんとARRLの意図をくみ取っていらっしゃるようだ。ありがとうございました。


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