2020年9月15日火曜日

クラウド Degoo のアカウントが停止された

数年前からクラウドサービスの Degoo の無料版を使っていて、二年ほど前に容量 2TB のライフタイムライセンスを購入して使っていた。

Degoo は無料版でも 100GB と、他の追随を許さない容量をである。プラットフォームは Windows と MacOS、それに iOS と Android。UI に日本語がなかったので、友人知人に勧めるのはためらわれた。

iOSとAndroidのアプリケーションには日本語が追加されて、多少は使いやすくなった。しかしデスクトップ版が提供されなくなりウェブインターフェースのみになってしまった。これではバックアップとしては使えない。

そして、2020年8月になって、「Detected copyright infringement」と題するメールが届いた。


Hi
I'm the Degoo Bot. I do automated work to ensure that Degoo remains safe and that everyone abides by
the terms and conditions. Unfortunately I've detected that you've uploaded content which violates
someone else's copyright. This violates our terms and conditions. Therefore your account will be
terminated in 2 weeks.

If you feel I've done a mistake you're welcome to submit an appeal by clicking the button below. The
appeal will be reviewed by a human. Be sure to submit as much detailed information as possible, to help
verify that no copyright was violated.

Some of the files I detected were:...
....

というもので「著作権侵害をしている、これこれのファイルが該当する」と書かれている。また「この通知が誤りであると思うならアピールをしろ、人間が審査する」と。

アピールしたが「Appeal decision - declined」というメールが来て、8月末にアカウントは停止されてしまった。

ネットを検索してみると、やはりあちこちに同様の通知が来たことと意見が上っていて、Degoo の仕打ちに怒っている。

  • (1) バックアップってそういうものでしょ
  • (2) 購入したものを置いたのに
  • (3) ファイルは暗号化されているって言ってたのに、見えてるの?
  • などなど。

ほかにも、ライフタイムユーザを狙ってアカウント停止をしているという見方もある。可能性の一部としてはあるが、そうではないだろう。


著作権侵害と指摘されたファイルは、Degoo使用開始当時にアップロード性能や、ほんとうに100GBあるのかを知りたくてバックアップしたものだった。もう何年も前のことで、5年以上著作権云々は通知されなかった。

Degoo はスウェーデンの会社だったが最近アメリカにオフィスを構えたようで、Palo Altoの住所が載っていることから、アメリカの会社として著作権対応を始めたのではないかと想像する。著作権侵害指摘メールがいまになって来たこともそれを物語っているように思う。

わたしはもう Degoo は使わない。

Degoo は無料で 100GB で、意見(3) のようにファイルの中身は Degoo の中の人には丸見えなのだ。スマホ、ウェブのみ。

Mega は無料で 50GB だが、ファイルの中身は本人にしか見えない。スマホ、ウェブ、デスクトップ、コマンドライン対応。

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